2022年9月21日(水)第539回 岡山市南倫理法人会 経営者モーニングセミナー
講和者:髙橋啓一 岡山県倫理法人会 相談役
テーマ:純粋倫理の核心パートⅡ
高級回転寿司「すし遊館」の経営者、髙橋啓一さんの講話。
過去に低価格で店舗展開していたときに、24店舗中16店舗を閉店して高級路線に転換されました。
閉店したときは大赤字だったそうですが、「安く買って安く売る」という考え方から「高く買って高く売る」という考え方に変えて、1店舗あたりの利益が飛躍的に向上しました。
3年前に同じテーマの講話をお聞きしたときには、難しくて理解できなかったことが、今では理解できるようになり、深い感銘を受けている自分に気付きました。
私も成長したな、と実感できたのが嬉しかった。
本日、最も印象に残ったのは「自己と自我」のお話。
人は、生まれてすぐのころは自己を持っている。
泣きたいときは泣き、自分の本心を表現する。
しかし、3歳くらいになると、自我が芽生えてくる。
自分が手に入れたいものを手に入れるために、自己表現するのではなく、両親の機嫌を取るようになる。
そこから「人の目、人の評価」を気にするようになって、自己をなくしていく、というお話でした。
自分が心の中で思っていることと、やっていることが違うとストレスになります。
ここで難しいのは、自分が心の中で思っていることが自我である場合、そのまま表現しても、ストレスはなくなりません。
なぜならば、自我というのは、自分の我がままだから。それを表現しても、他人は共感してくれません。
人が喜ぶことが、自分の喜びになるという自己を育てていかなないとダメなんですね。
そのような自己を表現できるようになれば、ストレスのない人生を送れるようになるのだと思います。
難しいですけど。